Cloud9でMySQL 5.6を使う
ドットインストールのMySQL入門をCloud9でやっていますが,ドットインストールで使っているMySQLのバージョンが,Cloud9のものと違うため,正常に動かないもの(#34)があります.そこで,Cloud9のMySQLをバージョンアップし,ドットインストールと一致させてやります.
Cloud9のバージョン確認
以下のコマンドでMySQLのバージョンを確認できます.Cloud9ではデフォルトではVer. 5.5.57がインストールされているみたいです.
$ mysql --version
mysql Ver 14.14 Distrib 5.5.57, for debian-linux-gnu (x86_64) using readline 6.3
なお,ドットインストールで使われているバージョンは,「このレッスンについて」によると,下記のようです.
バージョン情報 MySQL 5.6.36
したがって,Cloud9のMySQLをVer. 5.6.xまでバージョンアップしてやりましょう.
手順
1. バックアップ
重要なデータベースが入っている場合は,必ずデータベースのバックアップを取りましょう.すいません,やり方は知らないのでggってください.
ちなみに,私はバックアップを取りませんでしたが,作成したデータベースやユーザーは消えていませんでした.これらデータが持ち越されるのかどうかがいまいち分かっていませんが,環境変更前にバックアップは癖にするべき作業です(自分への戒め).
2. バージョンアップ作業
まずは,パッケージリストを更新します.
$ sudo apt-get update
次に,mysql-server-core-5.6
をインストールします.
$ sudo apt-get install mysql-server-core-5.6
最後にmysql-server-5.6
をインストールします.
$ sudo apt-get install mysql-server-5.6
インストール中に,root
のパスワードを設定しろというダイアログが出てくると思いますが,適宜設定してください.
MySQLを使う
以下のコマンドでMySQLサーバーを起動できます.
$ mysql-ctl start
以下のコマンドで,MySQLサーバーのクライアントにrootユーザーで接続できます.
$ mysql -u root -p
もしくは
$ mysql-ctl cli
任意のユーザー(ここではmyapp_user
)で接続する際は以下のコマンドを使います.
$ mysql -u myapp_user -p
おわりに
プログラミング学習においては,教材と実際の環境のバージョンを一致させることは非常に重要です.最新バージョンを学びたい気持ちはわかりますが,個人的な経験上,教材で使われている古いバージョンで学んでから最新バージョンのドキュメントを読むのが一番早く理解できるように思います.急がば回れ,学問に王道なしです.
ただし,教材はなるべく新しいもの(出版年月日が最近のもの)を選びましょう.
参考
以下のサイトを参考にしました.ありがとうございます.
https://community.c9.io/t/how-do-i-update-mysql-to-5-6-or-above/4885