遠い昔,WSLがまだUbuntu on Bash on Windowsという名前で,コマンドプロンプトにbashとかコマンドを入れることでUbuntuをインストールしていたころがありました.そういった大昔にインストールしたUbuntu on Bash on Windowsを消し去りたいと思いましたが,いろいろ詰まったのでメモを残しておきます.

通常の消し方

一昔前にUbuntu on Bash on Windowsを入れた方は,以下のコマンドで通常は完全に削除できるようです.

lxrun /uninstall /full

参照: http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1610/05/news033.html

しかし私の環境では以下のとおりlxrunが見つからないようです.C:\Windows\System32\以下にもlxrun.exeは存在しませんでした.

'lxrun' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。

lxrunが存在しない場合の削除方法

いろいろあさっていたら,Githubで以下のIssueを見つけました

remove wsl and start again

ここに書かれている以下のコマンドを入力したところ,Legacyという名前で登録されているUbuntu on Bash on Windowsを削除することができました.

C:\Users\Tebasaki>wslconfig.exe /l
Windows Subsystem for Linux ディストリビューション:
Legacy (既定)

C:\Users\Tebasaki>wslconfig.exe /u Legacy
登録を解除しています...

C:\Users\Tebasaki>wslconfig.exe /l
Windows Subsystem for Linux には、ディストリビューションがインストールされていません。
ディストリビューションは Microsoft Store にアクセスしてインストールすることができます:
https://aka.ms/wslstore

必要に応じてC:\Users\Tebasaki\AppData\Local\lxssも削除しましょう.

おわりに

人柱で先走るとドキュメントの少なさに苦労しますね.今回の教訓は GithubのIssueはちゃんと見ろ! でした.